[ソウル 2日 ロイター] - 中国の劉暁明・朝鮮半島問題特別代表は、朝鮮半島情勢に懸念を示し、緊迫した状況とその根本的原因の両方に対処する必要があると指摘した。

協議のため到着した韓国ソウルの空港で1日夜、記者団に対し、政治的解決のためには「当事者全ての正当かつ合理的な懸念」を認める必要があると語った。

また、全ての当事者に自制を呼びかけ、緊張をエスカレートさせかねない行動は容認しないと表明した。

非核化協議が停滞する中、北朝鮮は今年に入り、兵器実験を加速させている。

劉氏が韓国を訪問するのは2021年4月の就任以来初めて。2日に韓国外務省の魯圭悳・朝鮮半島平和交渉本部長と会談する。聯合ニュースによると、10日に就任する尹錫悦次期大統領の政権代表者らとも会談する可能性がある。

米国は北朝鮮に対する国連制裁の強化を推進しているが、中国とロシアは協議再開に向け制裁を緩和すべきだとして反対の立場を取っている。

劉氏は、朝鮮半島問題は政治的な解決が可能であり、中国は引き続き「有益な役割」を果たしていくとした上で、問題解決の鍵は北朝鮮と米国の手中にあると指摘した。