[国連 5日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は5日、ウクライナ南東部マリウポリ、および同市のアゾフスターリ製鉄所から民間人を避難させるための3回目の計画が実施されていると明らかにした。

国連と赤十字国際委員会(ICRC)は、ロシアが激しい攻撃を加えているマリウポリ地域からこれまでに約500人の民間人が避難するのを支援した。

グテレス事務総長は安全保障理事会で「地獄のような状況から人々を救い出すためにあらゆることを実施する必要がある」と表明。3回目の避難計画について、成功の可能性が損なわれないようにする必要があるとして、詳細は明らかにしなかった。

国連人権高等弁務官のミシェル・バチェレ氏は安保理で、キーウ(キエフ)周辺の地域で2月下旬から約5週間にわたり「ロシア軍が男性の民間人を不審者とみなして標的にした」と指摘。「男性らは拘束され、殴られ、即座に処刑され、場合によっては家族の知らないうちにベラルーシやロシアに連れて行かれ、拘置施設に収容された」と述べた。

中国の張軍国連大使は、紛争に伴う人道的危機を「悲惨」と表現した上で、民間人の犠牲が増えている状況は「非常に嘆かわしく」、全ての当事者に対し民間人に被害がおよばないよう最大限の自制を要請。「兵器を供給しても平和は実現せず、紛争に勝者はいない」とし、戦争終結に向け話し合うべきと訴えた。