[オタワ 6日 ロイター] - カナダ統計局が6日発表した4月の失業率は5.2%となり、過去最低を更新した。雇用者数は1万5300人の純増で、アナリスト予想の5万5000人増を下回ったほか、増加ペースは過去2カ月の40万人超から大きく鈍化した。

パートタイム勤務の雇用が増え、フルタイムは減少した。

BMOキャピタル・マーケット・エコノミクスのチーフエコノミスト、ダグ・ポーター氏は、「雇用増はカナダ経済における平常時に予想される状況と極めて近い」と述べた。

一方、労働時間は前月から減少。新型コロナウイルスの新たな感染拡大がピークとなったことによる病欠が主因とみられている。

正規雇用者の時間当たり平均賃金は前年比3.4%増と、3月の3.7%から増加幅が縮小した。

労働参加率は低下したものの、働き盛りの年齢層では最高を更新、労働市場の逼迫が続いているという。

カナダ銀行(中央銀行)は先月、政策金利である翌日物金利の誘導目標を50ベーシスポイント(bp)引き上げて1.0%とした。利上げ幅は約20年ぶりの大きさだったが、追加利上げの可能性も示した。4月の失業率統計により、再度の大幅利上げに向け環境が整ったとみられている。