[ワシントン 11日 ロイター] - 米司法省は11日、連邦最高裁判事の安全性確保を強化すると発表した。

米政治専門サイトのポリティコは約2週間前、人工妊娠中絶の合憲性を巡る訴訟で判事の多数派意見をまとめた草案を報道、最高裁が全国的に中絶を合法化した1973年の「ロー対ウェイド判決」を今夏に覆す見通しと伝えた。

報道後、権利擁護派が少なくとも3人の保守派判事宅付近で抗議行動を行っている。

司法省は、ガーランド司法長官が連邦裁判所の治安確保を担当する米連邦保安局に最高裁警察への追加支援を指示したと明らかにしたが、それ以上の詳細には触れなかった。

最高裁は、6対3で保守派が多数を占める。

世論調査では、米国民の過半数が中絶の権利を擁護しており、今週公表されたロイター/イプソスの調査によると、現在の最高裁の判例に賛成するとの回答は全体の50%で、昨年12月の57%から割合が低下した。