[メルボルン 23日 ロイター] - 原油先物は23日アジア時間に上昇。米国のガソリン需要は堅調との見方や需給の逼迫、米ドルの小幅下落が原油相場の支援材料となっている。一方、中国・上海市の新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)による景気急減速が懸念され、相場の頭を抑えている。

0126GMT(日本時間午前10時26分)現在、北海ブレント原油先物は0.82ドル高の1バレル=113.37ドル。米WTI先物は0.69ドル高の110.97ドル。

SPIアセット・マネジメントのマネジングパートナー、スティーブン・イネス氏は、今月末のメモリアルデー(戦没者追悼の日)の連休から本格化する米国のドライブシーズンを前にガソリン需給が逼迫し、原油相場を支援していると指摘。

急増するガソリン需要を満たすために製油所は通常、増産モードに入ると説明した。

燃料価格の高騰が需要を下押しする可能性が懸念されていたが、アナリストによると、グーグルなどのモビリティーデータでは米国などでここ数週間で人々の移動が増えている。

ANZのアナリストはリポートで、公表頻度が高いデータは需要が引き続き伸びていることを示していると述べた。

一方、上海が6月1日にロックダウン解除を予定する中でも、封鎖措置でコロナ感染を抑え込もうとする中国の取り組みに懸念があり、相場の上昇が抑えられている。