[フィラデルフィア 14日 ロイター] - バイデン米大統領は14日、米労働総同盟産別会議(AFL─CIO)の大会で演説し、ウオール街と共和党への批判を繰り広げると同時に自らの経済政策の正当性を主張した。インフレ高進と景気悪化懸念で低迷が続く支持率の回復に向け、支持基盤である労組にアピールした。

大会には労組の組合員や幹部など約2000人が参加。バイデン政権は11月の中間選挙に向け労組の支持を固め、民主党の過半数維持につなげたい考え。

バイデン氏は富裕層と企業の税負担が不当に低いとする問題や国内格差について、是正に引き続き取り組むと表明。「われわれの仕事は終わっていない」と訴えた。

JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)など企業経営者は最近、米経済には波乱が待ち構えていると警告している。

これに対してバイデン氏は「ウォール街がこの国を築いたわけではない。中間層が築いた」と述べ、仮に投資銀行員がストライキを行ったとしても米経済にそれほど影響しないと続けた。

野党・共和党は民主党が成立させた1兆9000億ドルの景気刺激策がインフレを引き起こしたと批判している。

バイデン氏は「無謀な支出」というのは「うそ」で「われわれは国民の生活を変えている」と反論し、トランプ前政権とは対照的に財政赤字を削減していると繰り返し強調した。