[オタワ 16日 ロイター] - カナダのフリーランド財務相は16日、カナダ銀行(中央銀行)のインフレ抑制と物価安定能力を確信しているが、国内経済が景気後退(リセッション)を回避できる保証はないとの見方を示した。

トロントで開かれたビジネス関連会合で「カナダ銀行はインフレを目標範囲内に戻すことに注力しており、高インフレが定着しないよう必要なツールや知識を持っている」と説明した。

ただ、景気を冷やさずインフレを抑える「ソフトランディング(軟着陸)は保証されていない」とも指摘した。

カナダの4月消費者物価指数(CPI)前年比上昇率は6.8%と3月の6.7%から加速し、1991年1月につけた6.9%に迫る伸びとなった。

中銀は今月初め、政策金利である翌日物金利の誘導目標を50ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.5%にすると発表。インフレを目標水準に戻すために「必要に応じて一段と力強く」対応する用意があると表明した。

フリーランド氏はまた、トルドー政権は公的債務の対国内総生産(GDP)比率を引き下げ、赤字を削減することに注力していると説明。「新型コロナ禍で膨らんだ債務を返済する必要があり、そうするつもりだ」と語った。