[北京 17日 ロイター] - 中国国営メディアは同国3隻目となる空母「福建」が17日に進水したと伝えた。上海の江南造船所で開かれた式典には中国軍制服組トップの許其亮・中央軍事委員会副主席らが出席した。

福建は国内で設計・建造された。名称は台湾海峡を挟んで台湾と対峙し、人民解放軍東部戦区司令部がある福建省にちなんでいる。国営メディアによると、同空母はカタパルト(射出機)発進システムを搭載した飛行甲板を備えている。

福建は1998年にウクライナから中古で購入し国内で改修した「遼寧」、2019年末に就役した「山東」に続く3隻目の空母となる。空母保有数は、米国(11隻)に次ぐ多さとなる。中国に次ぐのが英国(2隻)だ。

台湾の安保関係高官はロイターに、中国は新たな空母を得て太平洋で影響力の拡大を図る意向で「将来的に琉球諸島や台湾東部沖を通る第一列島線の東に直接進出したいと考えている」と述べた。「いかなる地域の協力も中国政府は台湾問題への介入や中国への挑戦とみなす。新空母の進水は(中国の)挑戦的姿勢を表す」と指摘した。

台湾国防部(国防省)はロイターに宛てた声明で、新空母は中国の軍事的発展にとって非常に重要な意味を持つと指摘し、台湾としては敵の状況調査に将来を見据えた形で取り入れていくと説明した。

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