[ボゴタ/ブカラマンガ 19日 ロイター] - 南米コロンビアで19日、大統領選の決選投票が行われ、元ゲリラでボゴタ市長を務めた左派のグスタボ・ペトロ氏(62)が勝利した。同国史上初めて左派の大統領が誕生する。

ペトロ氏の得票率は50.5%で、建設界の大物ロドルフォ・エルナンデス氏の47.3%を上回った。得票の差は71万9975票と予想外に大きかった。事前の世論調査では両氏の支持率は拮抗していた。

ペトロ氏は公立大学の無償化や年金改革、生産性の低い土地に対する高い課税で社会の格差是正に取り組むと公約。新規石油プロジェクトの禁止などの提案は一部投資家の懸念を呼んだが、既存契約を尊重する考えも示している。

FTIコンサルティングのダニエラ・クエラー氏は12もの政党の乱立で分断された議会がペトロ氏の政策提案に対する抑止力になると予想。「急進的な改革を成立させようと試みても、実現に必要な議会の支持は得られない」とした。

エルナンデス氏はSNS(交流サイト)に投稿した短編動画で敗北を認め、ペトロ氏が汚職撲滅の公約に忠実であることを願うと述べた。