[ロンドン 22日 ロイター] - 米銀シティは22日、最新の物価統計を受け、英国の食品インフレ率が来年第1・四半期に20%に達するとの見通しを示した。

英国立統計局(ONS)が22日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比9.1%上昇し、40年ぶりの高い伸びを記録。特に食品価格が高騰した。

5月の食品・非アルコール飲料価格は前年比8.7%上昇。2009年3月以来の高い伸びとなった。

また製造業者が国産の食品原材料に支払った価格は10.3%上昇。英国の消費のほぼ半分を占める輸入食品のコストは20.5%上昇し、08年12月以来の大幅な伸びとなった。

シティのエコノミスト、ベンジャミン・ナバロ氏はリポートで「食品インフレはわれわれの予測を上回った。23年第1・四半期に20%をやや上回る水準でピークに達する見通しで、生産者物価の上昇率は加速が続くだろう」と指摘した。

食品価格の上昇は他のインフレよりも賃金要求に大きな上昇圧力をかける可能性が高いとの見方も示した。