[ジャカルタ 23日 ロイター] - インドネシア中央銀行は23日、政策金利の7日物リバースレポ金利を3.50%に据え置いた。通貨ルピアの安定を維持しつつ経済成長を支援する。

ロイターが今週まとめたエコノミスト調査でも大半が据え置きを予想していた。

翌日物預金ファシリティー金利(FASBI)を2.75%に、貸出ファシリティー金利を4.25%にそれぞれ据え置いた。

中銀はインフレの進行に伴うリスクを監視しており、必要に応じて金融政策を調整すると表明。

アナリストは、中銀がルピア相場を押し上げるため、第3・四半期に利上げすると予想している。

中銀のペリー・ワルジヨ総裁は会見で、インフレ期待を含め、引き続きインフレを監視し、必要に応じて金融措置を講じると発言。今年のインフレ率が目標をやや上回り、年内に4.2%になる可能性があるとの見方を改めて示した。輸入インフレを抑制するため、当局がルピアの安定化策を講じているとも指摘した。

総裁は「利上げは実施しながったが、それで対外的な耐性が失われるわけではない」とし、外貨準備が潤沢にあると指摘した。総合国際収支は黒字に、経常収支は小幅な赤字になる見通しという。

世界経済にスタグフレーションのリスクがあるとも指摘。ただ、中銀の今年の国内経済成長予測は4.5─5.3%で据え置いた。

DBS銀行のシニアエコノミストは「中銀は今年下半期にインフレが目標を上回るリスクと対外要因による通貨への圧力を認めたが、政策の正常化を急ぐ姿勢は示さなかった」と述べた。

一部のアナリストは、中銀のハト派的な姿勢を受け、ルピアがさらに下落すると予想。

INGのエコノミストは「現在の流れが続く見通しだ。中銀が最終的に金融政策の調整を決めるまでルピア安は続く。金融政策の調整は下半期になる可能性がある」と述べた。