英保守党が2選挙区の補選で敗北、ジョンソン首相に圧力
敗北を受けオリバー・ダウデン幹事長は引責辞任した。
ジョンソン氏も進退問題が改めて取り沙汰される可能性がある。保守党が今月実施したジョンソン氏の信任投票では信任が多数となり、続投を決めていた。
保守党の地盤であるイングランド南西部のティバートン・アンド・ホニトンの補選では中道派の自由民主党の候補が勝利。北部のウェイクフィールドは労働党の候補が制した。
敗北を受け党内でも再びジョンソン離れが進む可能性がある。ただジョンソン氏はこれまでも辞任圧力に抵抗し、補選で敗北しても辞めないと明言していた。
補選での敗北については「厳しい結果となったことは間違いない。政権担当者として国民の声を聞かなければならない」と述べた。
ジョンソン首相は現在英連邦の首脳会議でルワンダに滞在中。
党の規則では新たな不信任投票は来年まで実施できないが、自身の将来を懸念する議員たちが次の投票までの期間を縮小しようとする可能性もある。