猶予期間終了のロシア・ユーロ債、台湾保有者が利払い受けず=関係筋
関係筋によると、利払い猶予期間が6月26日に終了したロシアのユーロ債を保有する台湾の一部投資家は支払いを受けなかった。写真はルーブル硬貨。4月撮影。(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
(ロイター)
5月27日が支払い期日だったのは2036年満期ユーロ建て債の利息2900万ドルと26年満期ドル建て債の利息7100万ドル。
関係筋によると、問題の債券はルーブルでの支払いも認める条項が付与されていない。
ロシアはウクライナ侵攻を受けた西側の制裁で外貨建て債務の履行が厳しくなっている。
プーチン大統領は22日、外貨建て債務履行に向けた一時的な手続きを確立する法令に署名。政府がユーロ債の支払いを処理する銀行を選ぶ期間を10日間設けた。