米スペイン首脳会談、防衛・移民分野での協力関係強化で合意
バイデン米大統領は28日、スペインのサンチェス首相と会談し、防衛および移民分野での協力関係を強化することで合意した。写真はバイデン大統領(左)とサンチェス首相(右)(2022年 ロイター/Juan Medina)
(ロイター)
バイデン大統領は会見で「安定と経済成長の促進だけでなく、アフリカでも一段と協力し合う」ことを提案。スペインによるアフリカからの移民の管理を支援すると確約した。
先週にはモロッコとスペイン領メリリャとの国境のフェンスに北アフリカからの移民が押し寄せ、少なくとも23人が死亡、多数が負傷していた。
また、両国は「テロリストや暴力的過激派、権威主義的政権による新たな情報通信技術の乱用を抑制する」ために取り組むと指摘。
防衛の分野では、スペイン南部のロタ海軍基地に配備される米国の駆逐艦の数を増やす合意や、ウクライナへの武器供給を維持する方法についても協議した。