[イスタンブール 3日 ロイター] - トルコ統計局が3日発表した7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比76.9%と、24年ぶりの高水準を更新した。

リラ安の継続に加え、エネルギー・商品の国際価格が上昇した。ロイターがまとめた市場予想の80.5%は下回った。

前月比では2.37%上昇。市場予想は2.9%上昇だった。

キャピタル・エコノミクスの新興国担当シニアエコノミスト、ジェイソン・トゥベイ氏は、前年比のインフレ率がピークに近い可能性があると指摘。エネルギー価格の上昇率が急激に鈍化しており、食品価格の上昇率もピークに近いと述べた。

同氏は「インフレがピークに近づいているとしても、あと数カ月は現在の非常に高い水準に近い状態が続くだろう。リラの急激で無秩序な下落が依然として重要なリスクだ」との見方を示した。

前年比の内訳では、輸送部門が119.11%上昇。食品・非アルコール飲料が94.65%上昇。

統計発表後のリラは1ドル=17.9560リラで横ばい。

7月の生産者物価指数(PPI)は前月比5.17%上昇、前年比144.61%上昇。

野党議員やエコノミストからはトルコ統計局のデータの信頼性を疑問視する声が出ており、世論調査では実際のインフレ率ははるかに高いとの見方が多い。