[ベルリン 8日 ロイター] - 独IFO経済研究所は8日、ドイツと欧州連合(EU)が中国との貿易戦争に突入した場合、ブレグジット(英国のEU離脱)の6倍近い損失にドイツが直面するとの見通しを示した。

最も打撃を受けるのは自動車産業で8.47%の付加価値が失われる。輸送機器メーカーは5.14%、機械エンジニアリング産業は4.34%の付加価値を失うという。

調査は産業団体vbwの委託で実施。特定の市場や強権的な体制への依存度を下げ「米国など志を同じくする国との戦略的提携や自由貿易協定を締結する必要がある」としている。

今回の分析では、西側経済が中国から切り離され、EUと米国が貿易協定を締結するケースなど、5つのシナリオを検証。EUと米国の貿易協定は中国との貿易戦争の影響を和らげる効果が期待できるかもしれないが、影響を完全に相殺することはできず、ブレグジットの予想コストにほぼ匹敵するコストが差し引きで発生するとしている。