[ニューデリー 12日 ロイター] - インド政府は12日、台湾に関する現状を一方的に変えることに反対するものの、「一つの中国」政策に対するスタンスは一貫していると表明した。中国は数日前、インドが台湾の自治権を認め続けることを望むと言及していた。

中国はペロシ米下院議長が台湾を先週訪問したことに反発し、ここ数日間に弾道ミサイルを相次いで発射し、複数の航空機と軍艦を台湾周辺に配備した。

ニューデリーの駐インド中国大使館は先週、台湾が中国の不可分の一部とする「一つの中国原則」を認めた最初の国の一つがインドであり、インドがその立場を変えないことを望むと表明していた。

インド外務省のバグチ報道官は、記者から一つの中国政策に関するインドの立場について質問され「インドの関連政策はよく知られており、一貫している。改めて説明する必要はない」とした上で、「わが国は自制と、現状を一方的に変える行動の回避、緊張緩和、地域の平和と安定を維持するための努力を促す」と語った。

ヒマラヤ地帯にあるインドと中国の国境係争地では2020年に両軍の衝突が起き、インド軍の兵士20人と中国軍の兵士4人が死亡して以来、両国の関係は悪化している。事態を打開するために軍事・外交レベルの協議が進められてきたものの、両国とも引き続き多くの兵士を配備している。

中国大使館は先週、中国政府が「一つの中国原則に基づいて両国の関係発展を前進させる意向がある」と言及していた。