[北京 17日 ロイター] - 中国の胡春華副首相は17日、軟調な経済がさらに鈍化する兆しを見せている中で、サービスや高額商品への支出を含む国内消費の回復を加速させるために一層効果的な措置を取る必要があると訴えた。

国営メディアによると、胡氏は貿易と消費の安定化を目指して検討する会合で発言。輸出企業の受注獲得の支援や新たな外国投資の誘致の一層の努力も求めた。

政府が15日に発表した経済統計は、中国経済がほぼゼロ成長となった第2・四半期に続いて7月も減速したことを示した。

7月の鉱工業生産と小売売上高は、政府のゼロコロナ政策の下での厳格な制限措置とロックダウン(都市封鎖)の打撃を受けた。不動産部門は開発業者が負債を抱えてプロジェクトの完了に苦慮し、購入者からの信頼感が失墜した。

7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.7%上昇し、2020年7月以来の高い伸びとなった。豚肉価格の高騰が全体を押し上げた。

李克強首相は16日、広東、江蘇、浙江、山東、河南、四川の主要6省の高官に対し、率先して経済回復の基盤を固めるよう指示し、消費を促進する措置をさらに講じる必要があると改めて表明した。

しかし、感染拡大封じ込めのゼロコロナ政策と厳しい制限措置は、現在の景気低迷から脱却しようとする政策立案者にとって障害となる。