[7日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は7日、ロシア軍がウクライナで長期間戦う可能性があるが、現時点では追加動員の必要はないと述べた。

テレビ中継された演説で「特別軍事作戦の期間については、もちろん長期化する可能性がある」と指摘。ただ、現時点で2回目の動員を行うことは「意味がない」とした。

9─10月に実施された1回目の部分動員では30万人が招集されたが、プーチン氏によると、現在ウクライナで配属されているのは15万人で、そのうち7万7000人が戦闘部隊、ほかは防衛部隊という。また残り15万人は訓練センターにいるとした。

核戦争のリスクは高まっているとしたが、ロシアは核兵器を先制攻撃ではなく、報復のための手段とみなしていると言及。「われわれは正気を失ったわけではない。核兵器が何であるかを理解している。他のどの核保有国よりも高度かつ近代的な核兵器の手段を持っていることは明らかだが、核兵器をかみそりのように振り回しながら世界を駆け回るつもりはない」とした。

プーチン氏はまた、西側諸国の人権団体がロシアを「存続する権利のない二流国家」と見なしているとの不満を表明。ロシアはこれに対応しているとし、「ロシア側からの答えはただ一つ、国益のための一貫した奮闘だ。われわれはそれを実行する。誰もそれ以外のことを期待してはいけない」と語った。

さらに「われわれは様々な方法と手段でこれを実行する。もちろん、まずは平和的な手段に重点を置くが、他に何も残らないのであれば、われわれの思うままにあらゆる手段を使って自衛する」とした。

このほか、ロシアはウクライナに軍事介入する以外に選択肢はなかったとの見解を改めて示し、ウクライナの新ロシア派政権が崩壊した2014年に新欧米派が「戦争」を始めたと強調した。

ウクライナ東部4州の併合宣言を巡っては、ロシアはすでにウクライナで「新たな領土」を獲得し「重要な結果」を達成したと表明。さらにアゾフ海を「内海」にしたとの見解を示した。

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