ポーランド、ウクライナに戦車60両追加供与へ
ポーランドのモラウィエツキ首相は27日、ウクライナに対しこれまでに表明したドイツ製戦車「レオパルト2」14両に加え、自国製の戦車を含む60両を追加的に供与すると明らかにした。写真は2017年9月、ポーランドのドラフスコ・ポモルスキエ近くで実施された軍事演習に投入されるポーランドの「PT−91」戦車(2023年 ロイター/Agencja Gazeta/Cezary Aszkielowicz via REUTERS)
(ロイター)
モラウィエツキ首相はカナダのCTVニュースのインタビューに対し「ポーランドは半年前にすでに250両の戦車を供与した」とし、「現在、60両の近代的な戦車を供与する用意がある。このうち30両は『PT−91』戦車だ」と述べた。
PT−91は旧ソ連の「T−72」戦車をベースにポーランドが開発した戦車で、1990年代から運用されている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ポーランドが追加的な戦車供与を発表したことに謝意を表明。「われわれは共に勝利する!」とツイッターに投稿した。
ポーランドのオシエパ国防次官によると、ポーランドが供与するレオパルト2戦車がウクライナに届くまでに約3カ月かかる。