[31日 ロイター] - ロシア外務省は31日、ウクライナに対し、ロシア国内の「テロ行為」に関係する全ての人物の引き渡しを要求していると発表した。ウクライナ保安局(SBU)のマリュク長官を対象者に挙げた。

ウクライナ政府に「テロ活動の支援を直ちに全面停止し、犯罪者を引き渡し、被害者に損害賠償するよう要求する」とした。

ロシアのウクライナ侵攻開始以降にロシア国内で発生した爆弾事件などの暴力行為を列挙し、捜査の結果、「犯罪の痕跡によりウクライナが導き出された」とした。ウクライナは「反テロ協定の義務に違反している」ため国際法の枠組みで責任を問われることになると主張した。

3月にモスクワ郊外のコンサートホールで起きた銃乱射事件には遠回しに触れるにとどめた。

SBUは、ロシアの要求が「無意味」と一蹴。オランダ・ハーグにある国際刑事裁判所(ICC)がロシアのプーチン大統領に逮捕状を出していることを「忘れている」ようだと皮肉った。「ハーグの法廷がプーチン氏を待っている」とした。