Anant Chandak

[ベンガルール 3日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた2月のHSBCインド製造業購買担当者景気指数(PMI)確報値は56.3と、需要の減速を反映して2023年12月以来の低水準となった。一方で雇用創出は拡大しインフレも緩和した。

PMIは1月の57.7から低下し、市場予想の57.1も下回った。好不況の分かれ目となる50は44カ月連続で上回った。

内需は技術投資と新規プロジェクトの立ち上げが改善したものの、新規受注と生産が14カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。外需は14年ぶりの高水準だった1月から低下した。

HSBCのインド担当チーフエコノミスト、プランジュル・バンダリ氏は「生産の伸びは23年12月以来の低水準となったが、インドの製造業の全体的な勢いは2月もおおむね堅調を維持した」と述べた。

「旺盛な外需が引き続き製造業の成長を支えており、仕入れと採用の拡大につながっている」と分析した。

雇用は1年連続で拡大した。調査開始以来最高だった前月からはやや減速した。

仕入れ価格の伸びは過去12カ月で最も緩やかで、販売価格の上昇ペースも5カ月ぶりの低水準に鈍化した。仕入れ価格の上昇は一部、消費者に転嫁された。HSBCは旺盛な需要と人件費の増加が価格上昇の要因になったとの見方を示した。

生産の伸びが鈍化しているにもかかわらず、今後1年間の景況感は1月からほとんど変化していない。良好な需要動向、堅調な顧客基盤、販売努力に支えられ、楽観的な見通しを維持している。