[オタワ 5日 ロイター] - カナダのジョリー外相は5日、石油やガスの輸出を米国との関税を巡る交渉の手段として利用する可能性があると語った。

カナダは1550億カナダドル相当の米国からの輸入品に関税を課すと表明しているが、現時点で主要コモディティーの米輸出削減や関税導入は示唆していない。

カナダは米国に1日当たり約400万バレルの原油を輸出している。これは同国の原油輸出全体の約9割に相当する。

ジョリー氏はトロントでのビジネス向け会合で「石油とガスの問題はある。われわれはまだそれを議題にしていないが、事態が悪化した場合に使えるカードとして残している。米国もそれを知っている」と語った。

ジョリー氏はまた、カリ肥料の輸出関税が導入された場合、米国の農家は17億カナダドルの追加支払いを余儀なくされると述べたが、交渉における潜在的な切り札として具体的に言及することはなかった。

国内の主要エネルギー輸出州であるアルバータ州は、米国へのエネルギー輸出削減を決して受け入れないとしている。