[ワシントン 14日 ロイター] - ベッセント米財務長官は14日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の後任候補者の面接を今秋開始する予定だと述べた。パウエル氏の任期は2026年5月までとなっている。

ブルームバーグTVとのインタビューで述べた。

ベッセント氏は、これにより政権はパウエル議長の退任までに約6カ月の猶予期間を得ることになると述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

トランプ大統領はFRBに繰り返し利下げを要求しており、4日には今が利下げの「最適なタイミング」とし、「ジェローム、金利を引き下げろ、政治的な駆け引きはやめろ!」と自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。

ベッセント氏は、トランプ氏がパウエル氏を解任したり、FRBの独立性に異議を唱えたりすることについては懸念していないと述べた。

ただ、銀行監督機関としてのFRBの役割については、さらなる議論の余地があると指摘。

「私はFRBには2つの責務があると繰り返し述べてきた。金融政策は宝石箱のようなもので、守らなければならないと考えている。そしてFRBには規制政策もある。FRBは銀行規制3機関のうちの一つなので、さらに議論を深めることができると思う」とし、他の銀行規制当局である通貨監督庁(OCC)と連邦預金保険公社(FDIC)にも言及した。

ベッセント氏はまた、パウエル氏と毎週朝食を共にし、幅広い議論を行っていると述べた。

金融安定性を巡るリスクが高まった場合の緊急対応策についてパウエル氏と話し合ったかという質問には、「具体的にガラスを割るような対策を話し合っただろうか。まだその段階には程遠いと思う」と答えた。

パウエル氏と最後に会ったのは先週、FRBを訪問した際だったが、債券市場の最近の動向について特に懸念の声は聞かなかったとした。

このほか、ドルは依然として世界の基軸通貨であるとの認識を表明。ソブリン投資家が米国の資産を投げ売りしているという証拠はないとした。