[アーメダバード(インド) 12日 ロイター] - インド西部の都市アーメダバードで、242人が搭乗したエア・インディアの英国行き旅客機が離陸直後に市街地に墜落した。死者は240人以上に上り、過去10年間で世界最悪の航空事故となった。

警察によると、機体は州の医科大学の宿舎に墜落。昼食の時間帯に宿舎食堂に落ちたため、多くの医学生が巻き込まれたとの報道もある。

少なくとも乗客1人の生存が確認された。その男性はインド系英国人で、離陸した直後に大きな音を聞いたとインドのメディアに語った。

警察幹部は、生存が確認された乗客は非常口の隣にある座席にいたと述べ、病院には他にも生存者がいる可能性があるとした。

死者のうち何人が機内か地上にいたかは、現時点では明らかになっていない。

事故機はロンドン郊外のガトウィック空港に向かっていたエア・インディア171便で、機体はボーイング787−8型ドリームライナー。乗員乗客242人で、乗客の国籍はインドが169人、英国53人、ポルトガル7人、カナダ1人で、大人217人、子ども11人、幼児2人という。

管制当局によると、同機は現地時間午後1時39分(日本時間午後5時9分)に離陸、緊急事態を知らせる「メーデー」を発信したが、その後の応答はなかった。

テレビでの映像では、飛行機が住宅地の上空を飛行、画面から消えた直後に巨大な炎が上がる様子が確認できる。    

航空業界団体、航空安全ネットワーク(ASN)のデータベースによると、2011年に商用運航を開始したドリームライナーの墜落は初めて。

フライトレーダー24によると、墜落した機体は13年に初飛行し、14年1月にエア・インディアに納入された。

インドのラム・モハン・ナイドゥ民間航空相は、航空事故調査局が正式な調査を開始したと述べた。

ボーイングのケリー・オートバーグ最高経営責任者(CEO)は、ロイターが入手した従業員向けのメモで、自身と同社の民間航空機部門責任者が来週開催されるパリ航空ショーへの参加予定をキャンセルしたと述べた。

ボーイングの専門家チームがインドへ行き、現地の調査員を支援する準備ができていると述べた。

事故を受けて米国株式市場でボーイングは5%下落した。アーメダバードはモディ首相の故郷グジャラート州にある。