あっという間に2018年を迎えました。

2017年、皆さんにとってどんな1年でしたか?2017年、毎日の通勤に“新しい風”を吹き込んだ電車たちを振り返ってみたいと思います。

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いよいよ待望の量産化!山手線E235系電車

2015年、山手線に待望の新型車両が登場してから2年が過ぎ、いよいよ本格的な量産化がスタートした「E235系電車」。パッと見た限り、従来型の電車と似ているようにも見えますが、実は車内の快適性が高まっているのです。

一番目に付くのは、「液晶ディスプレイの数」。

最近の通勤電車にはドア上などに必ずといっていいほど液晶ディスプレイが搭載されていますが、このE235系はドア上だけでなく、ドアとドアの間にある網棚の上にも3つの液晶ディスプレイが連続して配置(まど上チャンネル)されています。なおかつ車両と車両の間をつなぐ入口上部にも1画面が設置(サイドチャンネル)されています。

ディスプレイが増えたことにって、通勤の車中でも退屈することなく過ごすことができそうです。

なお、この設備によって「中づり広告」がすべて廃止される予定でしたが、量産車両では一部のみ残されることになりました。

他にも「行先表示がすべてフルカラーLEDに」「空気清浄装置がパナソニック製の『nanoe(ナノイー)』に」「最新型電源・制御装置の採用で車内の騒音削減」など、細かいながらどれもより快適な乗車を可能にする設備が導入されています。

今後2020年までに山手線全車両がこのE235系に置き換わる予定なので、楽しみにしましょう。

「座って通勤できる車両」が続々と登場!

今年、一般のニュースでも取り上げられる機会が多かったので、ご存知の方も多いと思いますが、「座って通勤できる有料座席指定型電車」が今年、関東&関西の大手私鉄に続々と誕生したのは、大きなトピックスです。

●西武鉄道「S-TRAIN」

所沢/西武秩父駅〜豊洲/元町・中華街駅を結ぶ座席指定制有料列車。

同じく座席指定制有料列車として2008年に登場した、東武鉄道の「TJライナー」と同様、「昼間は普通のロングシート通勤電車&朝・夜のラッシュ時は座席が自動変換されて、新幹線のようなクロスシートになる」車両として登場しました。

料金は運行される各鉄道会社(西武・東京メトロ・東急・横浜高速鉄道)ごと、100〜500円までの間でそれぞれ設定されています。

なお「S-TRAIN」の特徴は平日だけでなく、土日も運行される点。
観光列車として「西武秩父駅」〜「元町・中華街駅」という、共に観光地として有名なエリアを結んでいることが挙げられます。

●東武鉄道「リバティ」

車両自体はいわゆる「特急電車型」の形式になっていますが、例えば「アーバンパークライナー」として「浅草駅〜大宮駅・野田市駅/大宮駅〜運河駅」という、通勤需要に特化した座席指定制有料列車としても運行されているのが特徴です。

それでも車両はあくまで「特急型」なので、車両デザインや車内のクオリティもハイレベル。にもかかわらず座席指定料金(特急料金)が300〜400円程度に抑えられているので、毎日の通勤にも比較的気軽に利用できるスタイルです。

●京阪電鉄「プレミアムカー」

元々京阪電車の看板特急として「2階建車両」が連結されるなど、個性豊かな車両だった「8000系」の1車両を大胆に改造。座席はJR特急のグリーン車と思われるようなカーペットを敷いた内装に「横3列」配置で、最大20度のリクライニング・ヘッドレストやフットライト、電源コンセントなどを配置しています。

運行区間は「淀屋橋〜出町柳駅」の本線全線、料金は400〜500円程度で、ゴージャスなひと時を体感できます。

●南海電鉄・泉北高速鉄道「泉北ライナー」

難波駅〜和泉中央駅を結ぶ通勤特急電車。

実は泉北ライナー自体は2015年から運行が開始されていたのですが、2017年、新たに「12000系」という新型車両が導入されたことで大きな注目を集めました。

その理由は外観全体が「金色」という、派手な見た目。

さらにその金色は車内デッキ部分にも及ぶのですが、客車自体は木目調のシックな雰囲気で、なおかつ「フットレスト」や「電源コンセント」「テーブル付きリクライニングシート」を装備。510円の追加料金で優越感に浸りながら通勤できる魅力があります。

●京王電鉄「5000系電車」

2017年秋に誕生したこの車両も、先ほど紹介した「TJライナー」「S-TRAIN」同様、ラッシュ時間帯とそれ以外で座席形態を変換される車両。

現時点ではまだ一般的な通勤電車として運行されていますが、2018年春をめどに京王初の有料座席指定型電車として本格運行される予定です。

――印象に残る電車はありましたでしょうか?

2018年、ますます快適な通勤ができる新車両の登場を期待しましょう。

WRITING:山田モーキン イラスト:海月あいる