長崎県出身の本田アナいわく「福岡の人と“出身”の話題になると地元や大学の話かと思いきや、高校の話をしている人が多々いる」とのこと。そのくらい、福岡には自分が出た高校を愛している人が多いということかも知れません。そこで今回は、福岡の高校の中から筑紫女学園高等学校のことを深掘り。伝統ある”筑女”のあれこれを、卒業生であるアシスタントの山本さんとスタッフに教えてもらいました。

<筑紫女学園とは?>

筑紫女学園は、福岡県福岡市中央区警固2丁目に位置する西本願寺系の私立中学・高等学校です。創立は明治30年。中高一貫と高校のみの教育課程が設置されており、福岡県内では一番生徒数が多く、地元では“筑女(ちくじょ)”の愛称で親しまれています。

<筑女のイメージって?>

筑女以外に通っていた人にとって、筑女はどんなイメージなのでしょうか。

多かったのは次のような声でした。

「まじめ」

「純粋な人が多そう」

「清楚なイメージ」

「育ちがよさそう」

「かわいい子が多い」

「地味な人が多い」

「場所がよくわからない」

「文化祭にイケメン俳優を呼びがち」

「かわいい子が多い」という声には、「主観ですけど、多いと思います」という山本さん。同じ筑女の友達から、「東(東福岡高校)の人が『かわいくて良い子が多いから、付き合うなら筑女の子がいい』と言っていたと聞いて、それを自信に生きてきた(笑)」とか。

実際に、卒業生に女優やモデルとして活躍している人が多いのは事実。女優の山本美月さんや、元プロ野球選手・松坂大輔の奥様で、フリーアナウンサーの柴田倫世さんなども筑女の卒業生です。

歩いて天神に行けるくらいの場所にあるのに、「場所がよくわからない」というイメージがあるのは面白いですね。都会の中でも大通りから少しはずれた住宅街エリアに位置するため、ふだん近くを歩いていても校舎を目にしたことがない人はたくさんいるようです。

「文化祭にイケメン俳優を呼びがち」というイメージは、太宰府市にある筑紫女学園大学のことではないかと山本さん。筑女の高校の文化祭はというと、一般の男性客が多くて警備が大変だったことから、生徒の関係者でチケットをもっている人しか入れないそうです。(チケットの転売など、さらなる対策が今はとられているそう。)

<卒業生が教える“筑女あるある”を発表!>

●筑女あるある(1) 校門一礼●

筑女には、登校時も下校時も校門の前で一礼するという規則があり、基本的にみんな守っているそうです。

本田アナは朝校門を通る時は“爆走”する生徒だったそうで、この規則にとても驚いていました。

●筑女あるある(2) トイレがきれい●

筑女のトイレは、「ここはホテル?」と思うくらいきれいでピカピカ。スタッフいわく「校内アンケートの『一番好きな場所』で断トツの1位がだった」とも。それを聞いた本田アナは「入ってみたい!!」と興味津々でした。

●筑女あるある(3) 卒業してもお経を唱えられる●

筑女は、浄土真宗の教えに基づく建学の精神を礎とした仏教校。週に1度は学年ごとに生徒が集まってお経を唱える場があるため、自然に覚えてしまうそうです。実際に、すらすらとお経を唱えはじめる山本さんとスタッフを見て、一同驚きと尊敬入り交じったまなざしでした。

●筑女あるある(4) 校歌よりも歌う歌がある●

筑女の生徒が、校歌より歌う回数が多く、「週1で歌っていた」というのが『恩徳讃(おんどくさん)』といわれる歌。浄土真宗を開かれた親鸞聖人の教えを踏まえた歌詞になっており、下校の合図の曲もこの曲が使われていたそうです。YouTubeなどでも聞けるので、興味のあるかたは聞いてみてください。

●筑女あるある(5) 制服がかわいい●

「在学時はまわりの学校のようなブレザーがいいなと思っていたけれど、卒業してみると『制服がかわいかった』と思うようになった」という山本さん。実はこれ、多くの卒業生が口にする言葉。

冬服は、上下濃紺地で袖口と襟に白色の3本ラインが入ったセーラー服。夏服は、白色のセーラー服と紺色のスカートです。至ってプレーンなデザインが学生時代にはやや物足りないのかも知れませんが、いつの時代でも通じる品のあるデザインが大人になってかわいいと思えるポイントかも知れません。高校時代の写真を見て「いい制服だったな」と思えることは、とても大きなメリットですね。「セーラーは最近減ってきているから、尊い」と本田アナも筑女の制服には好印象でした。

●筑女あるある(6) 寄り道禁止●

「立ち寄りしてはいけない」という校則があります。どこかに学校帰りに寄る場合は、理由と保護者の判が押された立ち寄り許可書を担任の先生に提出し、許可をもらう規則があります。

黙って寄り道してもバレないんじゃ・・・と思いきや、100年以上の歴史がある筑女は卒業生も多く、卒業生から学校に報告があるケースもあるのだとか。これを聞いた本田アナは「だからこその筑女ブランドなんですね」と納得していました。(※在学当時の情報です。現在は変更になっている可能性があります。)

●筑女あるある(7) 通学時間が長い●

通学範囲が福岡都市圏全域に及び、なかには県外から片道2時間かけて通学する生徒も。「7時半から朝課外(朝の会の前にある課外授業)があったため、毎日始発で来る子もいた」そうです。本田アナが言うように「普通の社会人より全然ハード」ですね。

●筑女あるある(8) 陸上が強い●

筑女は陸上の強豪校としても有名です。世界陸上などに出場する選手も多く輩出しています。

「陸上部の子たちは、家が近くても寮に住んでいて、朝課外の前に大濠公園を走ってから授業を受けていました」と山本さん。「体育祭のクラス対抗リレーは陸上部の子たちが集まっているクラスと一緒に走ると、マジで地獄(笑)。周回遅れどころか、2周遅れになる」とスタッフ。

●筑女あるある(9) 体育祭が自由●

練習も本番前日しかなく、出なければならない競技も1つくらい。あとは観戦・応援するだけという自由さ。シンプルな白の体操服をビニールテープや、好きなアイドルの写真など自由に装飾するのが、生徒の恒例のお楽しみだそうです。

「頑張りを強要するような空気感が一切なく、運動が得意な子も、苦手な子も大丈夫。チアや応援団に入れば朝や放課後に練習を重ねて青春もできる、みんなが楽しめる体育祭」と山本さん。スタッフも「ぐるぐるバットした後ビーチフラッグする競技とか、障害物競走で小麦粉のなかのあめ玉を探すとか、運動神経が関係ない種目が多くて、勝ち負けも覚えてない(笑)」と言います。

山本さんのころまでは、九電体育館(2019年に閉館)を貸し切って開催されていたとか。室内の涼しい環境で、日焼けも気にしなくてもいい体育祭なんてうらやましいですね。

●筑女あるある(10) 筑女のことが好き●

これには、本田アナも「でしょうね」のひと言。山本さんも在学中は校則が厳しく不満を言うこともあったけれど、卒業すると「やっぱり、筑女はいい学校だった。楽しかった」という共通の話題で同窓生で盛り上がれるそうです。「何百人、何千人と女子がいるので、かならず自分に合った友達が見つけられ、居場所がなくなるようなことがなかったからでは」と言います。

今回は、筑女の魅力について、卒業生に存分に語ってもらいましたがいかがだったでしょうか。話を聞いて、「まずはトイレを見たいし、校内の雰囲気を感じてみたい。今から入学はできないけど、潜入してみたい」と、本田アナも一層興味が高まった様子でした。