滋賀・東近江労働基準監督署(堀貴志署長)は、労働災害の未然防止を推進するため、TOTO㈱や㈱日立建機ティエラなど管内に工場を設ける大手製造業計7事業場から実際の対策を収集し、好事例集を作成した。監督官が各事業場を直接訪問してヒアリングを行い、取組みを伝える写真を70枚以上掲載している。

 フォークリフトの安全対策では、従業員を一人ずつ運転席に立たせ、ランダムに配置したカラーコーンがみえるか否かを確認させる死角体験教育を紹介。扉の開閉時の激突災害対策には、床にテープを貼って開閉範囲を示し、歩行者との接触を防止しているケースを挙げた。

 事例集は、コロナ禍で事業場への訪問が実施しづらいなかで、監督指導と同じ効果を得る狙いから作成した。同労基署は、「事業場からは、他社での安全対策が知りたいとの声を数多く受けている。今後は他業種でも広く展開していきたい」と話している。