茨城・鹿嶋労働基準監督署は、労働者死傷病報告を遅滞なく提出しなかったとして、建設業の㈱上杉物産(茨城県神栖市)と代表取締役、および同社のグループ会社である仏壇業の㈱開光堂(茨城県神栖市)と常務取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで水戸地検土浦支部に書類送検した。開光堂のベトナム人労働者がマグネットに吸い寄せられた鋼材に左手指を挟まれ、骨折する労働災害が発生している。

 災害は令和2年4月7日、上杉物産の工場内で発生した。開光堂から派遣されていたベトナム人労働者は、油圧ショベルのアームの先端にマグネットで吸着していた鉄板の下に添え木として、鋼材を置く作業をしていた。鋼材がマグネットに吸い寄せられ、左手指を鋼材と鉄板の間に挟んで4月8〜末日まで休業している。

 同労基署は被災者が実質的な派遣労働者であったとして派遣法上の読みかえ規定を適用し、上杉物産と開光堂のいずれも送検対象としている。

【令和3年3月18日送検】