労働新聞社Webサイトに2022年に掲載した記事で、2022年上半期にアクセス数が多くよく読まれている人気の記事を再紹介していきます。

2022年6月15日掲載【送検記事】

 埼玉・熊谷労働基準監督署は、フォークリフトを無資格で運転させたとして、畜産業の㈱福島牧場(埼玉県深谷市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第61条(就業制限)違反の疑いでさいたま地検熊谷支部に書類送検した。労働者が運転していたフォークリフトが近隣住民に衝突し、住民が死亡する災害が発生している。

 災害は令和3年4月16日、埼玉県深谷市の市道で発生した。同労働者は同社敷地から市道を挟んだ場所にある倉庫に牧草を運ぶため、市道をフォークリフトで走行していたところ、付近を歩いていた住民に衝突して轢いた。住民は、脳挫傷によって死亡している。

 フォークリフトは最大荷重1.7トンで、四角く圧縮した牧草4個を2段に分けて積み、運搬していた。牧草は1つの大きさが約1メートル四方、重さ約100キロだった。

 同社にはフォークリフトの有資格者がいたが、同労働者と代表取締役は資格を持っていなかった。同労基署は、「代表取締役は、無資格だがベテランである同労働者にフォークリフトで牧草を運んでおくよう指示していたようだ」と話している。

【令和4年5月12日送検】