福島労働局は、昨年10月に発生した台風19号による災害の復旧現場に対して実施したパトロールの結果をまとめた。155現場中、72現場(46%)で労働災害防止上の問題などが見つかり、107件を指導している。指導内容では「防じんマスクの着用」が35件と最も多く、「墜落・転落、転倒防止措置」が19件、「車両系建設機械作業の危険防止 措置」18件などと続いている。河川でのがれき処理などによる粉じんが舞うなか、作業員が防じんマスクを着用せずに作業をしていたものや、法面工事でのロープ高所作業において、墜落防止のためにライフラインへ安全帯を取り付けていないなどの違反を指導した。

 パトロールは、昨年10月23日から11月22日までの1カ月間に、建設機械を使用している現場や土砂崩壊の危険防止や粉じんによる健康障害を防止する必要がある工事を対象に行ったもの。今後、被災地域では本格的な復旧工事が予定されていることから、パトロール結果を踏まえた指導を通じて労働災害などの防止に努めるとしている。