20人死傷の大事故に

 経済産業省は8月5日、(一社)全国LPガス協会会長宛に、福島県郡山市での爆発事故の発生を受けた注意喚起を要請した。爆発事故は今年7月30日、郡山市内にある内装工事中のしゃぶしゃぶ店で発生したもので、原因はLPガス(プロパンガス)の漏洩とみられている。爆発に巻き込まれて1人が死亡したほか、重症者2人、軽傷17人の人的被害が出ている。

 要請では、LPガス販売業者などに対して安全第一の徹底を依頼。休業などでガスを長期間使用しない場合や業務を再開する場合、リフォームなどの工事を行う際にはLPガス販売事業者に連絡することを求めている。新型コロナウイルスの感染拡大による休業後の営業再開のケースもあり、ガス機器と安全設備について異常がないことを確認するなど、安全面に十分に配慮する必要があるとした。

福島労働局は対策本部を設置

 管内での爆発事故を受け、福島労働局は発生当日の7月30日に爆発災害対策本部を設置。現地の状況を把握するとともに発生状況の調査と発生原因の分析を始めている。現在、爆発災害の調査とともに、近隣で被害を受けた事業場の確認を進めているという。爆発の影響でケガをし、それが業務上と認められる場合には、労災補償の対象になる可能性がある。今後、発生原因が究明された段階で、災害防止についての要請も検討するという。