鳥取労働局は県内で労働災害が増加していることを受け、災害防止のためのチェックリストを作成した。7月末速報値の労災件数は286人で、昨年同時期の240人に比べて大幅に増加。過去6年間で最も多い数となっている。

 286人中70人は墜落・転落によるもので、このうち3分の1がはしごや脚立から落下していた。チェックリストでは、「はしごの上部を固定するなどの転倒防止措置を講じる」「脚立の開き止めを確実に掛ける」「天板には乗らない」など適切な使用方法を徹底しているか確認を求めている。

 墜落・転落に次いで多い転倒災害は、被災者の約57%が60歳以上で高齢の傾向があった。通路や階段の整理や床面の転倒防止措置、高年齢労働者に配慮した明るさの確保や段差の解消といった対策例を示している。チェックリストは、県内の災害防止団体などを通じて事業場に周知を図っている。