富山労働局は10月15日〜12月31日を「秋季死亡・重大労働災害根絶集中取組期間」と定め、労働災害防止の取組みを強化している。管内では、労働災害による休業4日以上の死傷者数が今年9月末までで790人となり、前年同期比で52人増加。9月中には3件の死亡災害も起こっている。また、一度に3人以上が死傷する重大災害が今年は4件発生していることもあり、事態を重く捉えている。10月15日には県内の労使団体と労働災害防止団体に対して、死亡・重大労働災害根絶に向けた取組強化を要請した。

 重大災害のうち9月に橋梁の塗料を剥がす工事で発生した事例では、死亡者1人を含めた5人が一度に被災している。何らかの化学物質が原因とみられており、詳細は現在詳細を調査という。要請では、作業で取扱う化学物質についてラベルやSDS(安全データシート)を必ず確認し、必要な保護具を着用し、保護具の交換を早めに行うなどの対策を求めた。

 取組期間中、県内の事業場へ労働基準監督署が集中的な監督指導を行うとともに、集団指導・説明会の場で災害防止対策の周知啓発を図っていくとしている。