現在放送中のTVアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」の音楽面にフォーカスした短期集中連載インタビューの一回目。

前作「ゾンビランドサガ」に引き続き、続篇でもOPテーマや挿入歌が早くも話題を集めているが、今回は、エイベックス・ピクチャーズ株式会社のプロデューサー今福太郎、音楽プロデューサーの佐藤宏次(株式会社スコップ・ミュージック)に話を聞いた。楽曲に関するエピソードだけでなく、正に「ゾンビランドサガイズム」と呼ぶに相応しい、制作陣の過剰なエネルギーが感じられるインタビューになった。

ー今回のオープニング曲「大河よ共に泣いてくれ」も、前作のスタイルを継承しつつ、またすごくインパクトがある曲でした。

佐藤:映像側の皆さんに本当に申し訳ないなと思ってるんですけど、今回はとにかく時間がかかってしまって。本当は去年の夏ぐらいに曲を仕上げなきゃいけなかったのが、11月ぐらいになってしまって(笑)。加藤裕介が今回も楽曲を作ってるんですけど(作曲・編曲)、僕と加藤の二人で延々とやりとりをしていて、気づいたら約半年経っていました。元々のオーダーはそんなに細かい話はなくて、こういうことをやりたいですって要点が3つぐらいだったんですけどね…。ただ、それらが割と相反してて、全部入れ込むことがなかなかできなかったんです。一度完成したものを聴いてもらったら、いや、違うな、みたいな話になり(笑)。なかなか盛り上がり切らない曲になってしまったので、そこからどうしようかって加藤と改めて話しました。そこで、一旦元のオーダーを忘れてみることにしたんです。意図したところではなかったですが「徒花ネクロマンシー」(『ゾンビランドサガ』第1期のOP曲)が戦隊物的なアプローチと捉えられていて、よくよく聴いたらそうだよなというふうになっていたので、今回はもう明確に戦うか、と。そもそも戦う意味も理由も全く無いのですが(笑)、とりあえずロボットいっとくか、っていうところから、じゃあどういうことをしたら戦ってる感じになるかなみたいなところまでを詰めていきました。聴いていただいている人たちの中で勘づいてくれている人はきっといるとは思うんですけど、90年代のロボットアニメをイメージしつつ、シンセをメインに置きつつオケヒ(オーケストラル・ヒット)をここぞとばかりに打ち鳴らす曲にした感じですね。

【動画を見る】「ゾンビランドサガ リベンジ」OPテーマ『大河よ共に泣いてくれ』



相反していた要素とは?

ー方向性を見出すのに時間がかかったんですね。相反してた要素っていうのはどういうものだったんですか?

佐藤:ざっくり言うと、8ビートの音楽と16ビートの音楽が1曲の中で共存しているような状態になっちゃって(笑)。8ビートのメロディの中に16ビートのメロディってなかなか入らなくて、キメがキメにならなかったりするんですよね。で、一回16ビートに寄せたんですけど、そうするとどうしてもテンポが下がっていっちゃうので。今で言うところの8ビートのアニソン的な楽曲ってとにかくテンポが速くて、そうやっていろんなものと比べた時にどうしてもやっぱインパクトが足りないんですよね。曲としてはすごくいい曲にはなったんですけど、勢いがないので、そこがなかなかな戦いだったというか。

ー今福さんはそのプロセスを間近で見ていたと思うんですけど。

今福:最初のオーダーに関しては佐藤さんがずっと気にかけてくれていたと記憶しています。前作から開発の時はかなり長い間佐藤さんとコミュニケーションをとるのですが、この第2期オープニングテーマが一番苦戦されていたと思います。相反する要素がありつつも、最初のオーダーということでかなり重要視してくださっていたのですが必要だったのはもはやインパクトの方なのでは?みたいなことが途中で明らかになってきました。比較するつもりはなかったんですけど、「徒花ネクロマンシー」がいろんな広がり方を見せてくれた中で、どうしても同じような衝撃が欲しいよねっていうのが無意識的に僕ら作品側のチームとしてはあったんです。なので、最後の方はその部分に注力してくださっていたと思いますね。

今思い出したんですけど、最終的にOKになった曲の時は、もう本当にスクラップアンドビルドみたい形で、今までの過程を忘れて作って上がってきたもので。レコーディングスタジオで佐藤さんがまず一人で聴いて、直後に自分も含めてせーのみたいな感じで聴いて、その瞬間にもう、あ、これは絶対いけますねってなったのを覚えてます。








「ゾンビランドサガ リベンジ」OPより(©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会)

ーちなみに「徒花ネクロマンシー」はどれぐらいのスピード感でできたんですか?

佐藤:徒花はそんなにはかかってなくて、何回かやり取りはしてるんですけど、基本的には加藤のワンアイデアで突破した感じですね。徒花のときは、この曲すごくいい曲だと思うんだけど、これをどう聴かせようかっていう細かいところをずっとやりとりしてた感じです。で、サビの頭でビートを削るっていう、なかなか昨今ない手法を使って、それがうまくハマったなって思います。ただ今回の「大河よ共に泣いてくれ」に関しては、とにかくデモができるまでが長かった。デモが出来てからの進行は早かったです。あとはサウンドをどこまで無機質に落とし込むかってところを、その後にずっと加藤とやりとりしてましたね。もうヒューマンなものは散々やっちゃったので、せっかく90年代ロボットのイメージなんだから、より機械感も欲しいよねって。一応ベースも生で弾いてるんですけど、とにかく感情を殺して弾くっていう。ミュージシャンになんてオーダーをしてるんだって(笑)。


ヴォーカル・ディレクションに影響を与えた「現実と物語の時間軸」

ー確かに、無機質な感じではあるけど、対照的にヴォーカルがすごく有機的だなと思いました。ヴォーカルのディレクションはどうだったんですか?

佐藤:前作の時にいろいろと話してるので、今回のリベンジ全般に関しては、歌い方みたいな部分はそんなに細かく言うことも特になくて。それよりもやっぱり、自身の体の成長においての声の変化をどこまで最小限に止めるかってところが割と苦労したというか。細かい話なのですが、20代の役者さんだと、3年経つと声の質感がどうしても変わる。更に作品の時間軸的には割とすぐなので、前作と比べてあまり歌が上手くなり過ぎてるのは変だよなとか(笑)。前作ではヴォーカルレコーディングの経験がなかったり自信がなかったりしていた役者さんも、今回は歌に関して劇的に成長してるので、そこを作品的にはどう抑えるかみたいな……。意識していないと聴き比べた時に全然違うものになってしまいそうで、なのでマイクやヘッドアンプのセッティングを変えたり、いろいろ細かく調整しました。

ー普通のアーティストだったら経験を重ねて進化した姿も魅力のひとつですが、今回の場合はあんまり進化しすぎても困る。

佐藤:そうですね、やっぱり現実と時間軸が違うので。

今福:令和元年頃の話なんですよね、いまだに。

佐藤:そうそう(笑)。しかも借金返そうとバイトしてるじゃないですか。その中でそんなに上手くなるのかっていう(笑)。体は鍛えられたかもしれないけど、数カ月でそこまで変化するとはやっぱり思えないから。












「ゾンビランドサガ リベンジ」第1話より(©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会)

ーキャストの皆さんも歌唱面で大きく成長されたんですね。

今福:6人それぞれ歌の経験がバラバラだったのですが、元の経験値が少なかった方に関しては特にそうだと思います。例えば、河瀬さん(河瀬茉希:紺野純子役)は前作の初期段階と現在とでは別人かと思うくらい上達された印象があります。当初はレコーディングと別にヴォーカルレッスンに参加していただいたりもしていたので。本作や他のご活動など含めて大きく上達された分、歌録りのチューニングは苦戦したんじゃないですかね。それにしても、フランシュシュはバイトしながらどこまで歌が上手くなるのか?とかまで細かく考えてくれるあたりが佐藤さんだよなって今、話を聞きながら思いました(笑)。

佐藤:あとみんな、前作の時と比べて本気度がすごいので。前作の時は割と、この作品どうなるのかな、みたいな匂いが多分あったと思うんです。作品の情報がほぼ何にもない中で歌って、この作品どうなるんだろう、この歌どうなっていくんだろう、みたいな迷いが。もちろん経験値が高い子達も、そんな気持ちだったと思うんですよね。で、それが前作を経て、ライブも経て、アルバム用の新曲も経て、からの今なので、もう向き合い方がすごく真剣だし一生懸命だし。だから彼女たちの中で明確に見えてるものがあると思うんです。そこを微妙に崩さなきゃいけないのが、とにかく心苦しいというか。もっと上手いテイクあったな、みたいな(笑)。あんまりそういう現場もないかもしれないですね。

・第1話挿入歌『REVENGE』




作り手と歌い手との信頼関係

ーコミュニケーションの部分で、キャストの方たちから「このテイクを使って欲しい」というリクエストがきて、それを佐藤さんが、「いや、それよりもこっちの方が今回の世界観に合うから」みたいなやりとりはあったんですか?

佐藤:もちろんずっとそういうスタンスというか、一回一回歌ったものを本人に聴いてもらって、それを何回か繰り返して、最終的に確認してもらって、どう思う?ってコミュニケーションはとっていて。その中で、ここもうちょっと歌いたいですとか、これもうちょっと別のテイクないですか?とか、そういうのは結構ありますね。例えば、ニュアンスの違いがあればその場でいろいろ話し合ったりします。逆に僕も言われて、あ、そうか、こっちのがいいねってこともいっぱいあったし。そのやりとりも今回に至っては、前作の時より全然あったと思います。

ーそうやって色々と意見してくれるのは、曲を作る側からしたらやっぱりうれしいですか?

佐藤:そうですね、一方通行じゃない感じはクリエイティブには大事なのかなって思うし、やっぱりちゃんと作ってる感はありますよね。あと、最終的には歌う人が背負ってしまうじゃないですか。だからちゃんと責任を持って欲しいというか、歌ってる人にもちゃんと考えてもらって、責任を持ってもらって、その代わりそういうスタンスでいてくれるんであれば、もちろんこっちも最大限そういう気持ちで取り組むっていう。だからそこが凄くうまく相乗効果を出してるかなとは思うんですよね。

ー確かに。その話を聞いて思い出したのですが、僕は河瀬さんのライブの時の存在感ある声がすごく好きで。先日のライブでご本人にもお伝えしたら、河瀬さんの歌声はもう純子でしかないから全力で歌って来いって、佐藤さんに言われたんですよねって話をしてくれて。

佐藤:彼女ね、ちょいちょい盛るんですよ(笑)。でもそういう風に思ってくれるのはシンプルに嬉しいです。

ー本人はそれがすごくうれしかったみたいです。

佐藤:純子って喋ってる声と歌ってる声が違う、みたいなことを言われることが過去にあったらしくて、でも僕的には全然違わなくて。純子みたいな喋り方してても、力強く歌ったらそうなるだろ、みたいな。別に機械の声じゃなくて人間なんだから。だから優しく歌ったらこうなるし、明るい曲とか可愛い曲歌ったらまた違うだろうし。そういう繋がりで捉えてるので、だってそれが純子でしょ、みたいな。そうやって河瀬茉希から出てくる歌声が純子なので、別に何も心配することなくないか?みたいな話は前にしたことがあります。

ー僕もあの歌声は純子の歌だなと自然に思えました。それに河瀬さんの声ってフランシュシュのライブでかなり強力な武器になってるなって思ったんですよね。

佐藤:そうですよね。あの歌声に助けられてる部分は相当あると思います。


武道館ライブの「野望」が現実に変わるまで

ー歌い手としての目標みたいなところで言うと、前作の時に田野さん(田野アサミ:二階堂サキ役)が、武道館でライブやりたいってインタビューで話してくれて。当時はまだフランシュシュでライブする前だったので、いきなりすごいこと言うな、みたいに思ってましたけど、でもコツコツ積み重ねてきて、今、全然目指せるところにいるわけじゃないですか。

佐藤:普通に今やろうと思ったらできると思いますよ(笑)。

今福:なんか、部活みたいなんですよね(笑)。作品ではサキがリーダーですけど、声優陣の6人でもサキ役の田野さんがリーダー的な感じで盛り上げてくれていて、ガンガン行こうぜムードみたいなものが伝播している感じで、みんな前向きに取り組んでくださるなって思いますね。先ほどお伝えした河瀬さんのレッスンも強引に実施したわけではなく、やれますけどどうしますか?って聞いたら、あ、是非やらしてください!みたいな感じだったので、スタンスが体育会系というか。こちらもやる気にさせてくれるのは有難い限りです。なにかと武道館っていうキーワードが出てくるのですが、今となっては会場の都合さえつけばできると思います。

ーなるほど。『ゾンビランドサガぴあ』で今福さんは「地方でアニメのライブイベントをやるっていのは、『ゾンビランドサガ』じゃないとありえなかったことだな、って思います」と話してましたよね。今福さんもおっしゃってましたけど、(品川のライブの成功を受けて)東京近郊の大きい会場ではなく、最終話の舞台でもある佐賀のアルピノ(唐津市ふるさと会館アルピノ)でライブしたのも今考えるとすごいですよね。

佐藤:冒険すぎましたね。大冒険(笑)。

今福:アルピノのライブは、裏側はもうめちゃくちゃでした(笑)。品川のライブでキャパを遥かに超える申込みをいただけて、また生でライブを観たいって言ってくださる人も多かった中、ビジネス的に考えると、より大きい都内近郊の会場でやろう、というのが普通なのですが、キャパが少なくなろうとも、わざわざ佐賀のアルピノでやろうっていうのは、他と違うことをやろうとするこのゾンビランドサガならではの発想だったと思います。でも当時は色んな意見がありました。ビジネス的に考えると企画としてどうなのだろう、みたいな。でもこの作品は佐賀でライブやらないと、何か次に進めない気がしていました。

で、どうやったら企画が成り立つかっていうので、Cygamesの竹中さん(竹中信広)たちと佐賀県に協賛の営業に行ったんですね。各自レンタカーを借りて佐賀県の企業やお店などを回って、アルピノでライブをやりたいので力を貸してくれませんか、という。飛び込み営業とかもしてました。3日間、プロデューサー陣で車で走り続けて。今思うと、アニメのプロデューサーの仕事の領域からそこそこ外れてる気がします(笑)。

ーアハハ(笑)。

今福:それで、様々な方々の協力が得られて、実現の見通しが立ちました。ただ、設営など物理の方でも色々とリスクは残っていて、体育館のような場所なので、セット自体の制作や建て込みをどうするかとか、開催日が7月だったから空調どうするかとか、ヒヤヒヤでした。続篇の初発表もありましたし、そんな状況の中で江頭2:50さんをサプライズで会場に呼んだりとか、自分たちでどんどんハードルを上げていくみたいな(笑)。冒険すぎましたね。でも、やっぱりあれをやった結果、「ゾンビランドサガ、普通のアイドルアニメじゃないよね」ってイメージもより強くできたと思うので、冒険してよかったと思います。この話は中々想像がしずらいと思うので、もしかしたらあの時はお客さん以上に、業界関係者の方が驚いていたかもしれないです。

佐藤:ちょっとあのときの全体の空気感異常だったよね。側から見てるだけだったけど、え!マジでやるんだって。主要スタッフ陣の盛り上がり方が、ちょっとおかしかったですよ(笑)。


本編最優先だからこそ、想像の幅が広がる

ーでもそういう現場を共有できたら、作品への思い入れも変わってきますよね。

佐藤:僕は音楽的な関わりが主なので、実際どうだったのかは外からの視点でしか分からないんですけど、まあないですよね、他に。このよくわからない体育会系な雰囲気は。さっき言ってた部活じゃないですけど、よーし、高校総体出るぞ、全国いくぞ、みたいな、そんな空気感(笑)。本当に採算取れんの?みたいな中で、いい、やっちまえ!って。自分も自腹で行きましたもん、佐賀。

今福:あ、その節は……(笑)。

佐藤:で、仕事して帰ってきましたもん(笑)。

今福:本当にお世話になりました(苦笑)。

佐藤:曲をレコーディングしてミックスしてるエンジニアが、ライブのマニピュレーターもずっとやってくれていて、彼にこうしといてああしといてみたいな話をしてたから、そんなに心配はないかなと思ってはいたんですけど、ただやっぱ、行きたいなという気持ちと、心配だなという気持ちで、うーんこれどうしよう、もういいや、俺も行く!って(笑)。

今福:結果的にむちゃくちゃ助かりましたからね。はじめからお願いしとけやっていう(笑)。

ー話を伺いつつあらためて考えてみると、そういうチーム感というか団結力みたいなのは、今回の続篇にもいい影響を与えてるんじゃないですかね。

佐藤:そうですね。あとこの作品、本当だったらもっといろんな派生展開してるはずなんですよ。それがほぼないじゃないですか(笑)。その中で突っ走るってなかなかですよね(笑)。

今福:横ではなく、前しか見ずに走ってる感じはあります(笑)。

佐藤:やっぱり大きい作品は、そういうビジネス的なところは上手にされるじゃないですか。あれは本当にすごいなと思うけど、そういう動きがほぼないんですよ。

今福:偏りがすごいですよね。

佐藤:例えば、アイアンフリルでのサブストーリーとか作って、それで楽曲展開もできるんじゃない?ってよく話したりするんですよ。でもそれってどうなんだろうねっていってその話は終わるんですけど、仮にビジネス的な目線が強ければ多分そこで終わらないと思うんですよね。

今福:あってもおかしくはないですね。

佐藤:それでシングルもう一枚出すとか、それこそ過去のストーリーで、例えば愛の時代のアイアンフリルで一枚アルバム作ろうかとか、あとはキャラソン的な立ち位置でイメージソングみたいなのも沢山作って展開するかって話もあると思うんですけど、今のところそういう話は一切ないですからね。男気に溢れてる(笑)。

今福:いい表現をしてくれてありがとうございます(笑)。

佐藤:もうメインストリームしか走りません!って。

今福:本編最優先!みたいな。

佐藤:だからそのおかげで、好きになってくれた方々の妄想が働くというか。こんなことがあったらいいのにとか、そういうのをいっぱい想像してくれてるから、それはそれで面白いなって。


アーティスト=白竜との出会い

ー第2話「ぶっ壊れかけのレディオ  SAGA」では白竜さん演じるホワイト竜が強烈でした。収録現場はどうでしたか?

佐藤:まずスタジオに入ってくる立ち振る舞いがかっこいいんですよ。で、ブースに入って歌い始める。モニターでコントロールルームとブースからお互い見れるようになっていて、その歌っている姿がかっこいい。ホワイト竜の「風の強い日は嫌いか?」を作曲した磯崎健史も一緒にディレクションしてたんですけど、ふたりでずーっと感動しっぱなしでした。




「ゾンビランドサガ リベンジ」第2話より(©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会)

・第2話挿入歌『風の強い日は嫌いか?』


今福:いい意味で緊張感を演出してましたよね。何回以内にちゃんと終わらせましょう、みたいなことを仰っていて。音楽アーティストとしてのプロ意識を感じました。

佐藤:そうそう!それにすごい練習をしてきてくれたんです。レコーディングは本番なんだと。たしかにそうあるべきだと思うんですよね。演歌のお仕事するとそういう話はよく聞くんですけど、それと一緒で、もうスタジオに入って歌うってことは本番なんですって。練習は家でするから、しっかり自分の中で作り上げてきて、本番で歌うっていうスタンスがめちゃめちゃかっこよくて。だから、こっち側の緊張感もありましたよね。

今福:仮歌の資料をお渡ししてから、ご本人からかなり頻繁に電話で相談を受けました。この歌、多少自分っぽいアレンジしていいのかとか。あと、一回キーをちょっと調整して欲しいって言われた時があって、確か低くしたものをお渡しして、それも自主練習で試していただき、その結果やっぱり元に戻そう、ってことになったんですけど。その事前の心構えというか、曲への向き合い方が本当アーティストだなって、そういうやりとりからも感じました。

佐藤:(笑)白竜さん、オファー受けてくれて本当によかった。

今福:白竜さん、キャラソンは他の作品でご経験あったので、受けてくださるかなとも思ったのですが、こちらはオリジナル作品だし、丁寧に進めねばということで事務所に赴きゼロから企画の説明をしました。まずこの子たちがゾンビというコメディではあるのですが、一方で熱い話でもあり、そこに登場するこういうロックスターのキャラクターをどうしても白竜さんにお願いしたい、と。真剣に聴いてくれて、「それで、キャラ名はホワイト竜で考えていまして」と言ったら、「それ、もう既に俺じゃねえか」みたいな(笑)。

一同:(笑)。

今福:少し焦りましたが、快くオファーを受けてくださって。歌唱があったからこそ、より前向きになってくださった気もしました。収録が終わった後も色々と気にかけてくださっていたので。

佐藤:そもそも白竜さんが受けてくれることを前提で楽曲に関しては作ってましたからね。白竜さんの曲をたくさん聴いて、磯崎と二人でキーどうしようかって話して、男の方でロックスターだし、劇中で「風の強い日は嫌いか?」がリリースされた当時の時代感も含めると、あんまりキーレンジ広いとちょっと違うかもしれないとか。




「ゾンビランドサガ リベンジ」第2話より(©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会)

今福:だからこそ、白竜さんも「これ作曲は誰? すごく俺のこと理解してくれてる気がする」って電話口でも仰っていましたね。


作り手の特別な想い

ー結果的にめちゃくちゃいいコラボレーションになりましたよね。エピソードもすごいいい話だったと思いますけど、世代を超えたエネルギーがぶつかり合ってる感じが。

佐藤:そうですね。アフレコのときも面白かったんでしょう? 白竜さんが現場に来た時に、田野さんがバーって走っていって。挨拶から始めたんでしょ?

今福:外まで足を運んで出迎えるみたいな。なんだこのVシネ映画のワンシーンは、みたいな(笑)。

佐藤:それを田野さんがするってことがすごいですよね。もうサキじゃん!みたいな。

今福:本編でもそういうシーンがありますしね(笑)。


「ゾンビランドサガ リベンジ」第2話より(©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会)

・第2話挿入歌『風の強い日は嫌いか? FranChouChou cover』


ー本編でホワイト竜が示した次の世代に継承していくっていう点でもそうですけど、佐藤さんたちみたいな世代のスタッフ陣が白竜さんの昔の曲を聴いて、白竜さんらしさってなんだろうって考えて新しく曲を作ってそれを白竜さんが歌うっていうのが、これまた熱いですよね。

佐藤:そうですねえ。曲を作ってる磯崎が完全に作品のファンっていうのと、白竜さん好きっていうので、もうダブルの好きではじまっちゃったので(笑)。プロデューサー陣に投げる前の、僕と磯崎との歌詞のやりとりが結構あって。今回、磯崎は作詞・作曲・編曲の全てを磯崎一人でやってるんですけど、彼のより強い想いが乗っかっている最高の楽曲になっていますね。「イカの魂無駄にはしない〜小島食品工場株式会社社歌〜」を書いた作家と同じ作家なんですよ。

・第1話挿入歌『イカの魂無駄にはしない〜小島食品工場株式会社社歌〜』


ーそうなんですか!

佐藤:温度差がなかなか面白いですよね。

今福:そう考えると、第1話と第2話は磯崎さん色が強いですよね。「風の強い日は嫌いか?」はフランシュシュのカバーバージョンもあって、それも勿論磯崎さんだし。

佐藤:だからもう早々に終わりましたよね。磯崎健史のターンは(笑)。全曲を1年がかりで作ったんですけど、はじめの1、2カ月で磯崎の曲は全部出来上がってたので、そこから楽器のレコーディングまではずーっと磯崎は待ちの時間でしたね(笑)。

―そうだったんですね(笑)。第1話・第2話の楽曲についてかなり濃いお話を聞くことが出来ました。第3話以降も楽しみにしてます!


「ゾンビランドサガ リベンジ」第2話より(©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会)

●「ゾンビランドサガ リベンジ」OP・第1話・第2話のカットを見る

<INFORMATION>

オリジナルTVアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」

[放送]
TOKYO MX:毎週木曜24:00〜
サンテレビ:毎週木曜24:30〜
TVQ九州放送:毎週金曜25:58〜
サガテレビ:毎週金曜24:55〜
BS11:毎週木曜24:30〜
AT-X:毎週木曜23:30〜
リピート放送:毎週月曜11:30〜/毎週水曜17:30〜

[配信]
Amazon Prime Video:
毎週木曜23:15〜
ABEMA:毎週木曜23:30〜
※地上波先行・独占配信

▼Amazon Prime Videoにて第2話まで配信中!
https://www.amazon.co.jp/dp/B091KPNQ6D

▼ABEMAにて第2話まで見逃し配信中!
https://abema.tv/video/episode/481-6_s2_p1
https://abema.tv/video/episode/481-6_s2_p2


[スタッフ]
原作:広報広聴課ゾンビ係
監督:境 宗久
シリーズ構成:村越 繋
キャラクターデザイン:深川可純
総作画監督:崔 ふみひで・桑原 幹根
美術監督:大西達朗
色彩設計:佐々木 梓
3DCGディレクター:黒岩あい
撮影監督:三舟桃子
編集:後藤正浩
音楽:高梨康治・Funta7
主題歌・挿入歌:SCOOP MUSIC
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
音響監督:境 宗久
音響制作:dugout
制作:MAPPA
製作:ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会

[キャスト]
巽 幸太郎:宮野真守
源 さくら:本渡 楓
二階堂サキ:田野アサミ
水野 愛:種田梨沙
紺野純子:河瀬茉希 
ゆうぎり:衣川里佳
星川リリィ:田中美海
山田たえ:三石琴乃 
警察官A:吉野裕行
ロメロ:高戸靖広

▼楽曲先行配信中!
【OPテーマ】大河よ共に泣いてくれ(TV size)
https://avex.lnk.to/Taigayotomoninaitekure_TVsize

【第1話挿入歌】REVENGE(#1 TV size)
https://avex.lnk.to/REVENGE_01TVsize

【第2話挿入歌】風の強い日は嫌いか? FranChouChou cover(TV size)
https://avex.lnk.to/Kazenotsuyoihihakiraika_FranChouChou_cover_TVsize




「大河よ共に泣いてくれ/Nope!!!!!」
アーティスト:フランシュシュ/アイアンフリル
5月19日(水)発売
1,320円(税込)
CD

収録内容:
Tr.1 大河よ共に泣いてくれ [歌唱:フランシュシュ]
Tr.2 Nope!!!!! [歌唱:アイアンフリル]
Tr.3 大河よ共に泣いてくれ(Instrumental)
Tr.4 Nope!!!!!(Instrumental)




「夢を手に、戻れる場所もない日々を/風の強い日は嫌いか?」
アーティスト:フランシュシュ/ホワイト竜
5月19日(水)発売
1,320円(税込)
CD

収録内容:
Tr.1 夢を手に、戻れる場所もない日々を [歌唱:フランシュシュ]
Tr.2 風の強い日は嫌いか? [歌唱:ホワイト竜]
Tr.3 夢を手に、戻れる場所もない日々を(Instrumental)
Tr.4 風の強い日は嫌いか?(Instrumental)


『ゾンビランドサガLIVE〜フランシュシュ LIVE OF THE DEAD “R“〜』
5月28日(金)発売
8,800円(税込)
Blu−ray

収録内容:
2月27日に開催された「ゾンビランドサガLIVE〜フランシュシュ LIVE OF THE DEAD “R“〜」のライブ本編収録(収録時間118分)
特典映像:
THE DAY OF LIVE OF THE DEAD "R"〜メイキング&ライブ後コメント〜(収録時間32分)
THE ROAD OF LIVE OF THE DEAD "R"〜キャストインタビュー〜(収録時間48分)
初回仕様:スリーブ

『ゾンビランドサガ リベンジ SAGA.1』
6月25日(金)
15,400円(税込)
Blu−ray+CD

本編DISC収録内容:
第1〜4話 収録
特典映像:
・滾りまくりインタビュー完全版
キャスト陣が「ゾンビランドサガ リベンジ」にかける想いを熱く語る「滾りまくりPV」を完全版として、ロングバージョンで収録。

特典CD収録内容:
フランシュシュによる挿入歌を収録予定

※商品の収録内容、仕様、特典は予告なく変更になる場合がございます。ご了承下さい。

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