米ニューヨーク州控訴裁判所は現地時間2日、ハリウッドの元大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン被告に対する懲役23年の判決を支持した。これにより不祥事を起こした元プロデューサーは、ロサンゼルスで予定されている性的暴行裁判まで引き続き勾留されることが確定した。

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2020年3月、ワインスタイン被告はニューヨーク州で行われた性的暴行裁判で、第1級性犯罪と第3級強姦罪で有罪判決を受け、懲役23年を言い渡された。弁護団は1カ月後に控訴した。5人の判事から成る控訴委員会は2日、全会一致で評決および量刑を支持する判決を下した。

「判事は被告人の主張を棄却し、判決を全面的に支持する」。ローリングストーン誌が入手した45ページにわたる裁定書にはこう書かれていた。「減刑に値する根拠は見受けられず、被告人の他の主張も検討したが、無効と判断した」

ワインスタイン被告の控訴の内容は、人格証言に対する異議申し立てと起訴の時効の他、被告側が言うところの偏った陪審選任が中心だった。

「起訴された事件の前、さらに事件後も、被告人が彼女を性的に暴行したと(被害者ジェシカ・マンさんが)証言した不起訴事件は、『被告人(と彼女)の間の虐待的関係の背景を説明し、起訴内容が納得のいくもので、信用性に足ることを示すものとして認められる』」と判事は述べ、同様の事件についてもそれとなく言及した。「証言から、被告人が仕事のチャンスを約束して彼女を誘い、同意のない性行為を強要したこと、かつ映画業界での彼女の信頼と権力を乱用してその後も関係を継続したことが証明された」

ワインスタイン被告の次の裁判はロサンゼルスで行われる。5人の匿名女性が絡んだ11件の性的暴行容疑に対し、被告は無罪を主張。検察は、元プロデューサーが2004年から2013年にかけて、ビバリーヒルズ界隈のホテルで3人の女性――そのうち1人は間に1年を挟んで2度――レイプし、別の女性2人に性的暴行を働いたと主張している。

公判開始日は未定だが、次回の予備審問は6月10日に予定されている。

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