7月29日に台風9号(ニーサ)が台湾に上陸し、全国で60万戸が停電し、風速50メートルを超える強風によって花蓮の民営和平発電所の送電塔が倒壊した。復旧には2週間かかり、その間の電力不足が見込まれている。

 政府は政府機関、学校、公営事業所と民間に対し、冷房を「送風」にし、扇風機と組み合わせて電力の供給難を乗り越えるよう呼び掛けている。

 台湾電力は特に電力がピークになる午後1〜3時までクーラーを止めることを提案している。

 蔡英文総統は選挙前、クリーン・エネルギーへの転換を打ち出す際に、電力不足を生じさせないと述べていた。野党は「台風で送電塔が一つ倒れた程度で節電するようでは、民進党のエネルギー政策は大風呂敷だ」と批判を強めている。