【宜野湾】宜野湾市の長田区自治会(富濱宗俊会長)と、琉球大学教育学部で家庭科の教員を目指す学生らが5日、災害時の避難所生活を体験する講座を同区公民館で開いた。近年、全国各地で大規模な震災が頻繁に発生する中、非常時の対応力を養うことが目的。学生6人、区民25人が参加し、段ボールを使った仕切り作りやカレーライス作りなど避難所の対応について実践的に学んだ。

 講座ではこのほか、新聞紙を使ったスリッパ作りやビニール袋を加工したオムツ作りなど衣食住のさまざまな項目に取り組み、避難所での生活に必要な対応を実践した。午前9時に始まった講座は全体で6時間半に及んだ。

 段ボールの仕切り作りでは、3グループに分かれた参加者たちがそれぞれ「寝やすさ」「デザイン性」「丈夫さ」の異なるテーマで作成。子どもから大人までが活発に意見を出し合った。カレーライス作りも米を炊いたり、野菜を切ったりと役割を分担し、効率良く作業を進めた。

 琉大1年の高宮城りんさん(19)は「災害が起きた時は、今日の体験を生かしたい」と話した。長田区自治会の富濱会長は「防災で一番大切なことは、区民が声を掛け合う関係にあることだ。普段から体験を共有することで、災害時にも力を発揮できる」と期待した。