【うるま】沖縄県うるま市栄野比の沖縄アミークスインターナショナル幼小中学校は11月から電子図書館を導入した。インターネットの専用サイトにアクセスし、IDとパスワードを入力すれば、電子書籍を借りることができる。県内の学校では初めての導入。新型コロナウイルス感染症の影響で日常生活が変わる中、本の貸し出しもリモートで行える新たな取り組みだ。

 電子書籍は自宅にいながら本が借りられ、タブレット端末やスマートフォンで読める。新型コロナの影響で長期休校を経験したことがきっかけで、サービスの導入を決めた。学校の図書館に置いてない本もあり、日本語と英語の本が合わせて現在約100冊そろっている。絵本や小説、歴史、伝記の本が多い。

 電子書籍だが他人が借りている本は原則、返却を待ってから借りる。貸出期間は1冊につき2週間まで。文字を読み上げる機能が付いている本もある。同学園は日ごろからICT(情報通信技術)教育に力を入れているため、児童生徒は電子書籍への抵抗が少ない。サービス導入後、多くの子どもたちが早速利用し始め、好評を得ている。

 図書館司書の島袋正美さんは「アミークスの生徒は本島各地から通っている。学校に来なくても本が借りられるサービスがあれば、読書の空白ができない。本に親しむ時間が増える」と意義を語った。

 実際に電子図書館を利用している同校6年の石原奈南さん(12)は「今は小説を借りてタブレットで読んでいる。読みたい本を探していると、休み時間では足りないことがある。自宅にいながら借りられるのは便利」と話した。