国頭村辺土名の沖で10日、白化の影響などで被害を受けたミドリイシの仲間のテーブルサンゴや枝サンゴが一斉に産卵する様子が確認された。形状は残すものの一部が死滅したサンゴや、朽ちて藻が生えたサンゴの合間で生き延びてきたサンゴが、漆黒の海に卵と精子が入ったバンドルというカプセルを海に放出し、自然の生命力の強さを見せつけた。世界自然遺産がある本島北部3村での一斉産卵は今季、初確認。
国頭村辺土名沖では2024年、海水温の上昇に伴うサンゴの白化現象が発生した。地元ダイバーによると、約7割のサンゴが白化し死滅した。
10日午後7時半ごろ、ウスエダミドリイシが産卵を始めた。10時半ごろに枝サンゴが、数十分後にはテーブルサンゴがつられるように産卵を始め、ピンク色のカプセルが夜の海で神秘的な輝きを放った。
潜水し確認した国頭村奥間のダイビングショップ「Sea Life」の森友秀代表は「生き残ったサンゴたちが無事に産卵してくれて一安心。早く元の生き生きとしたサンゴ礁に復活してほしい」と期待を込めた。


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