
元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さん(中央)からリーダーシップについて学ぶ生徒=基山町の東明館高
元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さん(41)からリーダーシップについて学ぶ講座が、基山町の東明館高校で開かれた。1年生の希望者約30人が参加し、ラグビーを通して組織づくりに必要な能力や自ら考えて行動する力を学んだ。
ラグビーボールを取り合うミニゲームで、生徒自身がゲームのルールを作った。けがなく全員が納得できるゲームにするために議論を深め、「全員が一度はボールを触る」「滑り込みは禁止」などと決めた。廣瀬さんは「みんなで何かを始める時は、互いの息遣いを感じながら意思決定をすることが重要。多くの人と触れ合い、新しいことを学んでほしい」と話した。
受講した金子凛太朗さんは「一からルール作りをする大変さが分かった。コミュニケーション能力を高めて、目標にしている海外留学の糧にしたい」と話した。
講座は、同校がNPO法人「テラ・ルネッサンス」(本部・京都市)と連携して進めるグローバル人材育成事業の一環。(井手一希)