草花の絵の集大成と位置づける日本画展を開く浜口和之さん=佐賀市の佐賀玉屋

 日本美術院院友の浜口和之さん(59)=佐賀市=が、同市の佐賀玉屋南館7階で日本画展を開いている。還暦を迎える年を記念して、草花の絵の集大成を見せる。24日まで。

 浜口さんは季節の草花と風景を中心に描いてきたが、数年前から1〜6月に発症する花粉症の影響で、時間をかけて草花と向き合ったりスケッチしたりすることが困難になったという。「細かな観察や構図の検討ができず、写真で描くのも自分には難しい。12カ月の花々の作品を並べるのは今回が最後」と語る。

 「竜胆(りんどう)」は涼やかな銀色の背景と花びらの青の対比がまばゆい。赤い実が愛らしい「千両(せんりょう)」は、めでたい図柄として商売繁盛を願った贈り物としても重宝されるという。浜口さんは「興味や特技によって、見える景色は人それぞれ異なる。自分なりの目を大事にしていきたい」と話す。

 入場無料。午前10時〜午後8時(最終日は午後5時まで)。(花木芙美)