赤ちゃんの人形を使い抱っこの仕方を教える佐賀大学の佐藤珠美教授(左)=佐賀市の鍋島公民館

 佐賀大学医学部看護学科の教員と助産師を目指す学生が29日、佐賀市の鍋島公民館で「抱っこと授乳の相談会」を開いた。妊婦や育児中の母親ら8人が参加し、正しい抱っこや授乳の仕方などの知識を深めた。

 産後2カ月の母親や家族が訴える手と手首の痛みは、「半数以上が抱っこ」によるものと佐藤珠美教授は指摘する。けんしょう炎にならないために、「頭や尻だけを持たない」「手・腕・体(胸や腹など)の3点で支える」「適度に抱き変える」など、赤ちゃんの人形も使いながら抱っこのポイントを伝授した。「子育て経験のある人やベテランの保育士でもけんしょう炎になることがある」とも話し、「注意しつつ、楽しんで子育てを」と呼び掛けた。

 参加した佐賀市の黒田江梨さん(27歳)は「自分の抱き方が正解なのか不安だったが、先生から『正しい』と言われて安心した。夫が抱っこで腰を痛めたことがあったので教えてあげたい」とほほ笑んだ。