山口知事とおもてなし隊らによる寸劇で展覧会が幕を開けた=佐賀市城内の県立博物館

 「肥前さが幕末維新博覧会」の特別展として、明治期に西洋医学へ転換させた佐賀藩の「医人」をテーマにした「医とくすりへの志」展が1日、県立博物館3階で始まった。開幕イベントでは、佐賀八賢人の歴史を伝える「おもてなし隊」と鍋島直正役の山口祥義知事による寸劇が披露された。

 同展では、天然痘のワクチン「種痘」を導入した蘭学者の伊東玄朴や、西洋化を先導した佐賀藩主鍋島直正ら10人を紹介。漢方を中心とした江戸時代から、現在の病院制度や西洋医学へ転換させた人物とその歴史を振り返っている。

 劇では山口知事が鍋島直正に扮(ふん)し、息子・淳一郎に牛痘苗を接種する「牛痘法」を施す場面を再現。当時、牛痘苗は「頭に角が生える」と疑われていたことから、「角が生えなかった」と淳一郎が喜ぶ場面もあった。

 展覧会は7月13日まで、入場無料。岡田三郎助アトリエ前では、草花やハーブをすりつぶして作るにおい袋の体験コーナーもある(期間中は毎日開催)。