新聞のチラシによく目を通す。近頃のお気に入りは旅行のチラシ。秋の行楽シーズンに入り、手軽なバス旅行が紹介されていた。車を運転する必要がなく、ビールを飲めるのがうれしい◆先日、旅のコースの中に、有田町に隣接する焼き物の町「波佐見・西の原地区」があるのを見つけた。「約1500坪の敷地にある製陶所の建物を利用してオシャレなお店が並ぶレトロな名所」との説明が。立ち寄ってみて驚いた◆まず、道が分からなかったので波佐見に入ってすぐのコンビニで聞くと、親切に教えてくれた上に「西の原てくてく」と書いたパンフレットをくれた。店の一角にわざわざ棚を設けて、パンフをいつでも渡せるようにしてあったのだ。コンビニも一体となって観光PRをしているのだろうか◆そして西の原に着くと、なんと若い女性、カップル、赤ちゃん連れの夫婦がわんさかいるではないか。静かな山あいの町に突如現れた空間。洗練された食器、かわいい雑貨、コーヒーショップ、レストラン、おにぎりの店…。「旧福幸(ふっこう)製陶所細工場(さいくば)」と書かれた建物には文化庁の登録有形文化財のプレートが張ってあった◆どの店も「波佐見」の産品にこだわった商品が並ぶ。若者に人気急上昇中のスポットだ。有田町も20世紀遺産や日本遺産はたくさんある。うーん、負けられないぞ。(丸)