武雄市武雄町の御船山楽園で、自然の中で壮大なデジタルアートが楽しめる「かみさまがすまう森のアート展」が開かれている。池や森、巨石などの舞台で、光のコイや鳥が遊び、滝が流れ、森が明滅している。

 CGを駆使したデジタルアート作品で知られる「チームラボ」(猪子寿之代表)のプロジェクト。2015年から3年目で、これまでの池を舞台にした水面ドローイングに加え、庭園全体の自然を使ってさまざなな光の芸術を展開している。資生堂の協賛を得て、14作品のショーにスケールアップした。

 おなじみの水面ドローイングは、池にこぎ出された小舟の周りを錦ゴイが戯れるように泳ぐ。優美な群れが一瞬で散り去ることも。ゆっくりとした音楽とともに幻想の世界に浸れる。

 庭園を散策していくと、巨石に光の滝が降り注ぎ、岸壁には書が浮かぶ。春にはツツジが咲き誇る谷と、桜と紅葉の森には光が明滅、神秘的に輝く。

 旧大浴場でカエルやワニ、チョウや鳥が遊ぶ作品は不思議な世界。足元の生物を踏むと、ペンキをこぼしたように赤や青の目くらましをして姿を消す。自分で描いた花や動物をステージに登場させることもでき、舞台は刻々と姿をかえていく。

 猪子代表は「森の中に迷い込んでいくような感じになる。広大な庭園をさまよう中で、生命の塊が連続するアートに出合って」と話す。

 10月9日まで。実施時間は午後8時から同10時半。8月15日以降は午後7時半から。入園料は大人1600円、中高生1200円、小学生800円。雨天時など問い合わせは、電話0954(23)3131。