佐賀大学教育学部附属小学校は1日、同校と県立美術館ホールで「授業力向上研修会」を開いた。美術館ホールでは、授業名人と名高い筑波大学附属小の加藤宣行教諭と明星大の白石範孝教授が授業を行い、約700人の小学校教諭らが真剣に聞き入っていた。

 白石教授は国語科「説明文」の授業を行い、「説明文を読むには具体と抽象に分けることが必要」と話した。具体的な事例を出した文章と、抽象化した筆者の主張を分ける読み解き方を児童たちに教えた。白石教授は「国語の授業は曖昧になりがち。いろいろな意見を並べるのでなく、読み解き方を教え、答えを出すべき」と論理的に答えを導く必要性を話した。

 授業を体験した遠藤和音(かのん)さん(12)は「分からなかった部分が最後にしっかり分かった」と満足げな表情。福岡から参加した稲冨秀美さん(41)は「子どもたちが感じた疑問を納得させるような解説だった。自身の授業でも実践していきたい」と話した。