都内のマンション一室で20代女性に酒を飲ませて暴行を加えたとして研修医らが逮捕された事件で、準強姦(ごうかん)罪などに問われた元研修医(32)の論告求刑公判が9日、さいたま地裁(高山光明裁判長)で開かれた。検察側は「極めて卑劣で悪質」として懲役8年を求刑、弁護側は「計画性はなかった」と懲役4年を主張して結審した。判決は9月11日。
 元研修医は準強姦2件、準強姦未遂2件で起訴されている。検察側は論告で、「泥酔した女性に性的な行為をしようと仲間内で示し合わせた計画的な犯行」と指摘。元研修医が同様の手口で犯行を繰り返していたとして、「常習的で規範意識が鈍磨している。自らの性欲を満たすためで酌むべき事情はない」とした。
 弁護側は「性行為に同意してくれるかもしれないと飲み会を繰り返していただけで計画性はない」と主張。元研修医が社会的制裁を受けているなどとして、「長くとも懲役4年が妥当」とした。