県教育委員会は12日、担任するクラスの男子児童の髪の毛をつかむ体罰を加え、「窓から飛び降りろ」などと不適切な指導をしたとして、所沢市立小学校の男性教諭(44)を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。
 県教育局小中学校人事課によると、教諭は今年4月下旬の清掃時間中、教室前の廊下で児童がほかの児童に覆いかぶさるようにして遊んでいたことから、後頭部の髪の毛をつかんで立たせ、指導しようと移動する際に背中を手で4回押し、足でも1回押した。児童は手を床について転んだが、けがはなかった。
 また教諭は7月12日午後3時半ごろ、教室内で同じ児童に生活指導をしていた際、「窓から飛び降りろ」「明日から学校に来るな」と発言。クラスの児童34人に対し「明日から33人で仲良くやりましょう」と呼び掛けた。児童は翌13日から数日間休んだが、現在は登校している。
 教諭は「4月当初から生活に関する指導をする中で、思うように指導できないことが積み重なっていた」と話しているという。保護者などからは教諭を退職にしないよう求める署名約3800人分が提出された。教諭は同クラスの担任を続けている。