(16日・第99回全国高校野球選手権埼玉大会)
 朝霞が十一回サヨナラ勝ち。九回に追い付くと3―4の十一回1死満塁、岩崎の打球が敵失を誘い勝ち越した。川越南はリードを守り切れず。 ▽3回戦 川越南 20000100001|4 10100000102x|5 朝霞 (延長11回) ■「夏の風物詩」受け継ぐ
 朝霞がらしさ全開の延長十一回サヨナラ勝ち。毎夏のように延長や再試合を演じるチームが今年も観客をしびれさせた。「夏の風物詩だね」。3時間24分の激闘に今井監督もさすがに安堵(あんど)の表情だった。
 1点を追う九回。2死まで追い込まれたが、敵失と3連打で同点に追い付き延長へ。十一回表に1点を奪われたが、ここから真骨頂を発揮した。その裏。2四球と犠打で1死一、二塁から黒沢の左前打で満塁とした。
 ここで打席には主将の岩崎。「ここまでつないでくれた。キャプテンの自分が決めるしかない」。内角の直球を振り抜くと、打球は一塁手へ。「どうにかなってくれ」と強く念じた打球は敵失につながり2者が生還。激戦に終止符を打った。
 岩崎は「粘り強くやれた。苦しかったけど、自分たちの強みが出せて次の試合につながる」と振り返り、勝因は「団結力」と胸を張った。
 指揮官が「泣き虫集団」と評するナイン。この日のゲームで見せた粘りは力強く伝統を継いでいることを証明した。